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今回のキーワード
★お米=田んぼ
どうして田んぼでお米を作るの?
お米はどういう場所で育てていますか?
そうですね、田んぼです。
今の季節では、みなさんの周りにも水がはられている田んぼがあると思います。
では、どうしてイネ(お米)は水をはった田んぼで育てると思いますか?
イネは畑に蒔いても育つ植物。
積算温度で成長するイネは、水温で気温低下がおきる田んぼで育てるよりも、畑で育てた方が成長がいいとも言われています。
畑と比べると、田んぼは、水路を作り水管理の必要性、ぬかるみによる作業性の悪さもあります。
それでも、水をはった田んぼにイネを育てる理由はなぜだと思いますか?
それは、田んぼに水をはることにより、土に酸欠状態を作りだすことで、雑草の抑制効果になり、イネの連作障害の克服できること。
連作障害とは、同じ場所で同じ作物を作り続けると、土の栄養が偏ったり、特定の微生物が増殖して、作物が生育不良になっていくこと。
イネ科も連作障害に受けやすい植物。
畑でイネを作ろうとすると、毎年作る場所を変えていく必要性がでてくる。
そう考えると、水と作業性の悪さのデメリットがあるなかで、田んぼでお米を作るようになったのは、限られた領土(土地)で安定して米を作ろうとした昔の人の知恵だと思う。
僕が生まれた時から、田んぼでイネを育てていた。
だから、それがあたりまえの光景で、そのことに疑問すら抱かない。
でも、少し興味をもってみると、色々な歴史や理由が見えてくる。
そうすると、あたりまえの光景の中にでも、なんだか感じるものが増えてくる。
そして、楽しいことも増えてくるものだと、最近は感じます。
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