今回のキーワード
★思いつかせる
子どもが学校に行きたくないと言ったとき③
「学校に行きたくない」子どもと同じ視点に立ち、子どもの気持ちと同情していく。
それだけでも、子どもの表情は和らぐ。
しかし、それだけでは、明日、学校に行けるかどうかはわからない。
きっと、今日行けなければ明日も難しいだろう。
そのため、子どもの「行きたくない」を、子ども自ら「行く」へ気持ちを変化させていく必要がある。
子どもの不安な気持ちの話しをじっくり聞いてから、今度は、子どもの気持ちの変化へ向けてアプローチをする。
「君が学校に行きたくないという気持ち、もしかしたら勉強についていけないという不安、パパが君と同じだったら、きっとそう思う。
そして、今日、不安だから行けない気持ちと、明日も不安で行けないかもという気持ちがあると思う。
パパは君が勉強出来るか出来ないかはどうでもいいと思う、ただ、君が元気に「いってきます」と言って、学校に行く姿を見るのがパパは好きなんだ。
だから、今日は学校に行かなくてもいいけど、明日に向けて今日出来ること3つ一緒にしよう。
例えば、これから先生に電話するから、少し先生と話してみるとか、校門に触って帰ってくるとか、君が出来ると思うこと、どんな小さい事でもいいから、今日中に一緒にしよう。
どんな事が出来ると思う?」と子どもに問いかける。
それから、”う~ん”と子どもが考えた事が、
・先生と電話で少し話す
・学校の方面へ歩いてみる
・校門に触れてくる。
この3つが出来ることだった。
その答えも、こちらは否定することなく、それいいね~と言いながら承認していく。
それから学校の先生へ電話をして、先生と話しをするという目標を達成したと同時に、・放課後、先生と会う。
が付け加えられた。
人は、人から押しつけられた意見よりも、自分で思いついた意見の方を遙かに大切にする。
これは、大人も子ども一緒。
親は学校へ行くことを押しつけるより、子ども自ら行けるようにアプローチをすること。
これが、親と子どもの基本的な関係なのだと思う。
子どもは親の為に生きているのではなく、子どもは子ども自身の為に生きているのだから。
続きを明日書きます。