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積小為大|二宮金次郎の幸福論

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★積小為大

積小為大

二宮金次郎幸福論のマインドマップ
家の経済を左右する大きな田んぼと、捨て置いても問題ないような子供でも耕せる小さな田んぼ。あなたがこれら二つの田んぼを持っていたらどちらから耕すだろう。この場合、絶対に小さな田んぼから耕さなければならない。大きな田んぼを耕している間に、小さな田んぽもまた手の施しようがないほど荒れてしまい、ついにはどちらの田の実りも失うかも知れないからである。いつでも、やりやすい小さな実践をおろそかにせず大切にすることからはじめなさい。

大きなことからではなく、まずはできる小さなところからはじめること。

そうすることで、人は喜びや達成感がうまれる。

それを、「積小為大」という。

先日、「僕は何をやっても達成できないんです。

」という方がいました。

よくよくお話を聞いていると、その方は達成できないのではなく、いまは達成できない大きなことを描いていました。

そして、その大きなことを描くから、いまは達成できない途中経過で挫折してしまい、【自分は達成できない】という思い込みループにはまっている感じでした。

人はいまを否定して、何かを変えようとすると、大きな1歩を歩もうとする。

でも、それは、いきなり大きな田んぼを耕すようなもので、途中で息切れをしてしまい、やっぱりいまに戻される。

まずはいまを受け入れて、そのうえで、小さな田んぼから、コツコツと耕しはじめること。

すると、小さな達成感や小さな喜びを自分の自信を感じられる。

そして、その小さな達成感や喜び・自信が、次の小さな田んぼを耕すエネルギーに変わっていき、いつかやがて、大きい田んぼが耕されていく。

大きな目標を大切にして、小さな1歩を疎かにするのではなく、大きな目標を設定したならば、小さな目標に分解をしたうえで、小さな1歩を大切に歩んでいくこと。

そして、1歩あるいた自分に、自分自身で認め、喜び、達成感を味わえるようにすること。

その小さな循環から、すべてははじまるのだと思います。

続きを明日書きます。

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  • この記事を書いた人

sekiguchi.takeshi

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