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種と人間と|タネが危ない

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★種と人間と

種と人間と


F1種の野菜は均等に育ち、均一的な形をしている。

そのおかげで、収穫がしやすく、1回で多くの量を運べるようになり、スーパーでも陳列しやすい。

全てが効率的になることで、僕らはお手頃の価格で野菜を買うことができる。

畑にいくと、F1種の野菜でも均一にならず曲がってみたり大きくなってみたり、かなり個性的なものもある。

でもそれは、規格外として、農家の自家用になるか、もしくは処分されている。

味はなにも変わらないのに。

自然の多様性のなかでは、すべてが真っ直ぐになはならない。

必ず個性が存在しているもの。

でも、効率を優先すると、個性が邪魔になり処分をされ、個性的な野菜をスーパーでは見ることはない。

もしかしたら、野菜に求めてきた効率化を、僕ら人間自身にも求めてきたのではないでしょうか。

常識という均一化のルールのもとに、個性を活かすことよりも、ルールを優先するように教えられ、真っ直ぐであろうとしてしまう。

そして、ちょっとでも個性が出ると、常識じゃないと判断をされてしまう。

固定種のタネで育つ野菜は、発芽も生育もバラバラ、収穫時期もバラバラになるそうです。

育てるのに、とても手間暇がかかり、効率的でもありません。

でも、その手間暇がかかる分、植物の実りが実ったときには、個性的な味わいがでてくるのではないでしょうか。

それは人間の成長も一緒だと思います。

人は何か外側に求めた分、それと同等のことが自分にも求められます。

野菜に効率化を求めれば、自分達にも効率化を求めます。

そして、効率化を求めると、結果が優先をされます。

でも、野菜はタネから、いきなり実にはなりません。

必ず小さな芽からはじまり、根を張り葉を広げて多くのエネルギーを吸収しそれから花をさかせて受粉をして、実りになるものです。

効率や均一化も必要かもしれませんが、やっぱり人間は個性的で非効率な固定種の様な存在なのだと思います。

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  • この記事を書いた人

sekiguchi.takeshi

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