Will Field | 本から学んだことのまとめ https://willfield.net 本から学んだことのまとめ Sun, 19 Nov 2023 14:08:35 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.3 恋と愛の違い https://willfield.net/archives/178 https://willfield.net/archives/178#respond Sun, 19 Nov 2023 14:07:48 +0000 https://think-mind.net/?p=178 気づきの本

この世に聞いたあの世の仕組み

「この世の仕組みをあの世の仕組み」から、感じたことや気づいたことをまとめていきます。

あの世に聞いたこの世の仕組みのマインドマップ

恋と愛の違い

恋愛と書くように、恋は愛へと発展していくものです。

では、恋と愛は何が違うのでしょうか?

恋はお互いが求め合う関係性であり、相手に対してますます望みを抱くことです。

愛はお互いが与え合う関係性であり、現在の相手を受け入れることです。

そして、恋も愛も何かの行為を示すものではなく、関係性の状態を表しています。

“私にはスタートだったのあなたにはゴールでも” ~J-WALK 何も言えなくて夏より~

よく、夫婦関係で少し時間が経つと、「こんな人とは思わなかった・・・」という言葉を聞くことがありますが、これも恋から愛へとお互いの関係性の状態がシフトしたことを意味しており、そこから新しい2人の関係性が始まるということです。

「自分に恋をする」「子どもを恋する」と言わずに、「自分を愛する」「子どもを愛しなさい」

というのは、自分や子どもに何かを求めるのではなく、現在のありのままを受け入れるということです。

それが愛するということです。

人は善と愛を学ぶために、この世の学校に入学しました。

愛を学ぶということは、現在の自分を学ぶということです。

それは外側の何かを学ぶことではなく、内側の思いを学ぶことです。

そして、自分を許し愛せたなら、自然と相手も許し愛せるようになります。

愛するとは何かをすることではなく、愛するとは現在の自分を受け入れる勇気を持つことです。

これが恋と愛の違いであり、愛を学ぶということだと思います。

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この世の学校|この世の仕組みをあの世の仕組み https://willfield.net/archives/173 https://willfield.net/archives/173#respond Sun, 19 Nov 2023 01:01:52 +0000 https://think-mind.net/?p=173 気づきの本

この世に聞いたあの世の仕組み

「この世の仕組みをあの世の仕組み」から、感じたことや気づいたことをまとめていきます。

あの世に聞いたこの世の仕組みのマインドマップ

この世の学校

この世は、あの世に住む子ども(魂)の人生という名前の学校。

この世に、おぎゃーっと誕生したときが人生学校の入学式です。

お父さんとお母さんに、あたたかく迎えられ、ピカピカの0年生から誰もがスタートして、人それぞれのカリキュラムをこなしながら人それぞれが卒業をしていく学校。

この世の子ども達は幼稚園や保育園へ通い6年間の小学校3年間の中学・高校、そして、人により、4年間の大学と学びを続けていきます。

ではなぜ、子ども達は学びを続けるのでしょうか?

それは、いろいろな事を知り・学び・理解して、いろいろな人と関わりながら、ときには楽しみながら、ときには苦しみながら、自分の世界観を広げていくためです。

この世的には大学までが学びの場ですが、あの世的にはいまのいのちをまっとうするまでが学びの場です。

そう考えると、僕らもまだまだ学びの場にいるのです。

ではなんのために、僕は学び続けるのでしょうか?

入学式で忘れること

この世は、あの世に住む子ども(魂)の人生という名前の学校。

実は今世にこの世の学校へ入学することは、はじめてのことではなく、なんどもなんども卒業と入学を繰り返している。

輪廻転生僕らは真理に気づくために、なんどもなんども、この世の学校でいろいろなことを体験して経験を積んでいく。

この世の学校の入学式、おぎゃーっとうまれるとき、いのちがかたちになるときに、1つの儀式が行われる。

それが、過去の記憶を忘れること。

なんども繰り返してきたこの世の学校の記憶を全て忘れて、心機一転、また入学式を迎える。

では、なぜわざわぜ、今までの記憶を消してから、この世に学校に入学をするのだろうか?

それは今世に集中をするため。

すべての記憶を忘れることで、いままでと違ったことを体験できる。

生前の記憶がないことで、つねにいまここに生きようとすること。

いまの前世療法やスピリチュアルの視点では、集合無意識にアプローチすることで、きっと自分の前世とか来世とか、いろいろと見ることが出来るのだと思う。

だけど大事なことは、前世がどうであったのか?来世がどうあろうか?

ということではなく、いまここをどう生きていたいのか?といういまを生きる視点を忘れないこと。

なぜならば、いまに集中するために、今世へ入学をするときにわざわざ前世の記憶を消してきたのだから。

この世の学校の授業

みなさんが子どもの頃、先生からどんな授業を受けましたか?国語・算数・理科・社会・図工・体育など様々な授業を受けてきましたよね。

では、なぜ子どもの頃に、様々な授業を受ける必要があったのでしょうか?

そう、より学びより成長をするため。

この世の学校にもカリキュラムがある。

それは、出来事・出会いなど。

この世の学校では、学校に入学するときに、おぎゃーっとかたちになったとき、実は自分で学びたいことのテーマを自分で選んでいる。

例えば今世のテーマは体育みたいに。

でも、入学式の時に、そのテーマの記憶も意識的には忘れてしまうが、心の奥底ではそのテーマが残り続けている。

僕らは生きることで自分のテーマの立証をしようとしている。

テーマはひとりひとりが違うもの。

だから、人にはそれぞれ個性があり、これだけの人がいるのに、ひとつとして同じ人生は存在しない。

ここまで書いておきながら、僕自身が自分のテーマが何か?と問われれば、やっぱり、そんなのはわからない。

でもね、もし自分にテーマがあり、何かの出来事に何かの意味があるのだと思えれば、それが例え、辛く苦しい出来事だとしても、逃げることなく自分で対処しようと思える。

自分が子どもの時に、小学校の授業に意味があるかどうかなんかわからなかった。

でも、大人になってから、小学校の授業の意味は理解できる。

きっと、この世の学校のカリキュラム(出会い・出来事)の意味も、いまはわからないけれど、いつかわかるときがくるのだと思います。

この世の学校の校則

自分が中学生・高校生のときは、色々と細かな校則があったな~と思います。

でも、この世の学校には、1つだけしか校則がありません。

その校則とは、すべて自由であること。

職場のファームで、お客様に収穫体験をしていただくとき、子どもと大人に違いがあります。

例えば、ごぼうの収穫体験。

大人に「さあ、どうぞ自由に収穫してください。

」と穴を掘るシャベルを渡すと、必ず「どうやってほればいいのですか?」と方法を聞いてくる。

子どもに「さあ、自由に収穫してごらん」とシャベルを渡すと、子どもは、「よし」という感じで、何も言わずに、ごぼうの周りを掘り始める。

ごぼうの収穫をするのだから、単純に周りを掘ればいいことなのに、大人は自由にすればと言われると不自由になり、子どもは自由にすればと言われればもっと自由になる。

大人は、ごぼうを掘るときに、「うまくやらなければ」「失敗しないように」という考えが先行して入ってくるので、自由に掘ればいいと言われると、不自由になってしまう。

でも、子どもは、とりあえず掘ってみて、掘りながら考えていく。

途中でごぼうが折れたとしても、自分達が食べるのだから、折れても折れなくても味は一緒。

そんなことも理解してると思う。

この世の学校の校則は、自由なのだから、ごぼうを掘る子ども達のように、大人も時には自由になってみましょう。

この世の学校の卒業

この世の学校の入学式、おぎゃーっとうまれるとき、いのちがかたちになったときから、ひとりひとりの人生ドラマがはじまる。

そして、ひとりひとりのかたちのいのちが尽きるとき、その人生ドラマは終わる。

もし、映画館で何かの映画を見るときに、ストーリーを全て理解していて、”ふ~ん”という感じでみる映画と、まったく予測がつかないストーリーで”ワクワク・ドキドキ”しながら見る映画、どちらの映画を見たいと思いますか?

きっと、みなさんが選択した方が、みなんさん自身の人生ドラマという映画の主人公なのかもしれまん。

この世のいのちが尽きるとき、走馬灯のように人生を振り返ると言われています。

もし、それが事実だとするならば、なぜ、人生を振り返る必要があるのでしょうか?きっと、そこで人生の意味、入学式の時にあえて忘れて何かを思い出すのかもしれません。

映画を見ているときに、エンディングのことばかりを考えていたら、いまのストーリー展開を楽しめません。

人生ドラマも一緒で、自分の人生がどんなエンディングなのかは誰もがわからない。

わからないことを気にしていると、今日を楽しめない。

僕らが映画を楽しむよう。

僕らは自分の人生を楽しめたらいい。

きっといまを楽しめた分だけの、人生の意味も楽しい思いでになるものだから。

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宇宙の法則|この世にきいたあの世の仕組み https://willfield.net/archives/166 https://willfield.net/archives/166#respond Sun, 19 Nov 2023 00:37:31 +0000 https://think-mind.net/?p=166 ■ 気づきの本

この世に聞いたあの世の仕組み

この世の仕組みをあの世から聞き、感じたことや気づいたことをまとめていきます。

宇宙の法則

この自然界にはさまざまな法則が存在します。

例えば、川の水は上流から下流に流れ、大きな作用には大きな反作用があり、太陽は東から昇り西に沈みます。

宇宙の法則は変えることができません。

ですから、宇宙の法則を理解し、上手に活用することが重要です。

例えば、太陽光発電を設置する場合、北側ではなく南側が良いです。

なぜなら、太陽光が当たる時間が長いからです。

川でのんびり泳ぎたい場合は、上流から下流に向かえば良いです。

川で筋肉を鍛えたい場合は、下流から上流に向かえば良いです。

川は上流から下流に流れるという不変の法則の中で、人は法則を理解することでその法則を活用することができます。

そして、自然界以外にも人間の内面にも同じような法則が存在します。

引き寄せの法則で大事なこと

引き寄せの法則はあなたの人生をより幸せにするものです。

素敵な人と出会える引き寄せの法則。

あなたの思考は現実化します。

さあ、引き寄せの法則を使って幸せな人生を築きましょう。

さあ、幸せなあなたをどんどんイメージしていきましょう〜。

という感じで、引き寄せの法則に関する内容が多いですね。

私も未来をイメージすることはとても大切だと思います。

しかし、最近の引き寄せの法則にはとても重要な点が抜けているとも思います。

それは、「幸せや夢を引き寄せる」という「行為」が優先されていて、その結果、「〜が欲しい」「〜になりたい」という言葉遣いになっていることです。

例えば、「幸せになりたい」「素敵な人と巡り会いたい」といった具体的な欲望です。

「『○○が欲しい』という欲望は『○○が足りない現実』を作り出してしまう」

結局のところ、現在の自分に満足していない状態から生まれる欲求や願望は、理想の将来の自分と現在の自分との間にギャップを生じさせ、そのギャップに苦しんだり、いつまでも理想や夢を追い続けたりして、結果として満足していない現実を引き寄せてしまいます。

引き寄せの法則で大切なことは、まずは自分自身がすべてに満足していることを再認識することです。

そして、

「『○○が欲しい』という欲望は『○○が足りない現実』を作り出してしまう」

一方、「『○○に近づいている』」という自信や確信は、「○○に近づく現実」を引き寄せることにつながります。

夢は追い求めるのではなく、引き寄せましょう。

【いまはとても幸せです】

【いつも素敵な人と巡り会えてうれしい】

現在満たされている感情と、自分が思い描いたイメージが一致したとき、それは現実に引き寄せられます。

人生で大事なことは、「いつか幸せになること」ではなく、「常に幸せであること」ですから。

そのために必要なこと、自分を信じるこころです。

自信がないからやってみる

先日のカウンセリングでお話を聞いた方は、「自分に自信が持てない」というテーマでした。

自分に自信が持ちたい。

どうしたら良いのでしょうか。

私も以前はそんな気持ちで一杯でした。

なので、どうすれば自分に自信が持てるのかずっと考えていました。

「『○○が欲しい』という欲望は『○○が足りない現実』を作り出してしまう」

ある時、気づきました。

「自信を持ちたい」という思い自体が、自信がない自分を作り出しているということに。

自信があるとはどういうことでしょうか?

自信がある自分はどんな人なのでしょうか?

自信がある人生とはどんな人生なのでしょうか?

「自信を持ちたい」と話してくれた方に、上記の問いかけをしてみたところ、その答えを一言で表現すると、「自分に軸があり、自分で自分を信じて選択をすること」となりました。

私たちは自信がついたら何かをしようと考えています。

自信がついたら何かができると思っています。

だから、「自信を持ちたい」と思ってしまうのです。

しかし、自信は外部から与えられるものではなく、自分が自分自身で選択し行動した結果、感じられるものです。

自信がついたら何かをやりたい。

だから自信を持ちたいという考え方は「自信がないループ」に陥っています。

皆さん、コップに水道の水を入れること、自信を持ってできますか?私も自信を持ってできます。

では、そのことに何か意味を感じますか?私たちは自信を持ってできることをやったとしても、あたりまえすぎて何かを感じ取ることができません。

逆に、自信がないと感じるときは、新たなことに向かい合っているときであり、恐れや不安もあるかもしれませんが、何かを感じ取るチャンスです。

だから最近は、自分はいつまで自信がなくても良い、自信がないからやってみるんだと思えます。

そして、本当の自信とは、現在の自分自身の思いを自分自身で信じることです。

それは誰かに与えられるものではなく、何かを成し遂げたら感じられるものでもありません。現在の自分から感じ取るものです。

誰かから与えられる自信なんて必要ありません。

現在の自分自身だけを信じて、自信がないことに挑戦しましょう!それが新たな自信につながる道です。

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ホームページで集客できない理由 https://willfield.net/archives/162 https://willfield.net/archives/162#respond Sun, 19 Nov 2023 00:01:33 +0000 https://think-mind.net/?p=162 ホームページを作ったけれどアクセスがない、アクセスはあっても問い合わせがない。

ホームページで集客を期待していた人ほど、ホームページの結果に裏切られるもの。

インターネットの成長期であればホームページから集客できても、熟成期となり誰もがホームページを持つことで集客できなくなった。

では、その時代のなかでホームページから集客をするにはどうすればいいのか?

ホームページで集客できない理由

ホームページを公開しても集客できない理由は主に2つ。

  • 顧客に知られていない
  • 顧客に必要とされていない

顧客に知られていない

インターネット成熟期となり、誰もがホームページを持てるようになったことでホームページから集客できない時代になった。

だから、テレビやラジオのCMで「詳しくはWebで」という、ホームページへ誘導する広告が流れている。

リアル店舗や知名度が高い商品を持っている企業であれば、会社名や商品名での検索で、ホームページへの流入は期待できる。

しかし、お店や会社名、商品の知名度が低い場合は、ホームページを制作しても誰からもアクセスされない。

通販の世界ではお客様の見える媒体に広告を出していなければ商品サービスが存在しないと同じという事なのである。 「ホームページを作って集客できた」というようなCMがあるが、その時代は既に終わったことを認識しなくてはならない

顧客にとって必要とされていない

ホームページにアクセスがあっても集客につながらないのは、顧客にとって必要とされていないから。

例えば、水道修理会社のホームページに「オススメのランチのお店」のブログ記事があって、そこにアクセスがあっても水道工事の受注につながらない。

それは、「顧客が求めている情報」と「提供している情報やサービス」が異なるから。逆に、「水道の治し方」を求める客に「水道の困った時の手引き集」のブログ記事があれば、水道工事の受注につながる可能性がある。

ホームページを制作して、アクセス集めるためにSEO対策をしたりブログ記事を量産したりしても、顧客の問題を解決するコンテンツがなければ、集客にはつながらない。

インターネットの世界で、最もアクセスされる検索エンジンと言う媒体で顧客を獲得したければ、お客の需要にあったビジネスをしなければならない。

顧客に必要にされないのは、顧客の問題を解決するような情報や提案がないから。

集約が目的のホームページの理想はタウンページ

以前であれば、一家に一冊タウンページがあり、タウンページを開くときは、必ず何らかの困ったを解決するとき。

タウンページは、お客が必要としているときにその場にあって、連絡先が書いてある。これほど強力なマーケティングは、おそらく存在しないだろう。

タウンページが業種別で電話番号が分けられていたのは、問題や困っていることを解決してくれそうな業者を探しやすくするため。

タウンページでの業者の紹介は”あいうお順”の並びだった。

”アート引っ越しセンター”の社名が”アート(アアト)”なのは、業者別欄で1番上に記載させるため。

電話帳でも1番上に表示されれば問い合わせが入りやすかったのだと思う。

ただし残念ながら、最近はタウンページの利用率はどんどん下がりつつある。インターネットで何でも調べられることがわかってきたから。

タウンページが不必要になったのは、GoogleやBingで検索すれば、問題を解決するために必要な情報、もしくは解決してくれそうな業者を見つけられるようになったから。

ただ、「顧客の問題を解決する」ために見やすい位置に連絡先を表示させるのは、タウンページもGoogle検索結果も変わらない。

困っている顧客とホームページをつなげるのが広告

Google検索結果にトップ表示をさせるには以下の方法がある。

  • SEO
  • Google広告

理想は、困っている顧客の検索結果にトップで表示されること。

そのためにホームページのSEO対策をするが、SEO対策は結果がでるまで時間がかかること、Googleのアルゴリズム変化で検索順位が変動してしまう問題がある。

そこで、困っている顧客に短時間で気づいてもらうためにWeb広告を表示する。

「今すぐ買いたいと思っている客」は、広告をクリックする。「時間を失うリスク」「買えなくなるかもしれないリスク」を軽減してくれる広告は、「すでに購入を決めているお客」にとっては、自分の問題を一瞬のうちに解決してくれる救いの神なのだ。 SEO(検索エンジン最適化)対策だけをやっていて、キーワード広告を出さないのは、財布から金を出して「買わせてくれ!」と懇願しているお客を無視しているのと同じである。

ただ、闇雲にWeb広告を出しても広告の無駄うちになる。

そのため、顧客が検索しそうな検索キーワードに対してのみWeb広告を表示し、自社のサービスに気づいて申し込みへとつなげていく。

当然、顧客がすぐに連絡できるように電話番号などを大きく表示しておくような対策も必要になる。

人がインターネットで検索する、という行為の裏には、必ず何らかの「問題を解決しよう」という背景がある。しかし、「問題」度合いが〝 深刻〟 でなければ、そもそもお金を払う人はいない。ビジネスの価値とは、お客の問題がプロでなければ解決できないものであってこそ、初めて生まれる。

集客するために必要なことは、まず顧客の問題を解決する商品やサービスがあること。

次に、顧客に商品やサービスを知ってもらうこと、最後に購入やサービスを利用してもらい、顧客の問題を解決すること。

この流れがビジネスの基本で、その流れを作るためにホームページやWeb広告があるということ。

それはこれからの時代も変わることないのだと思います。

まとめ

ホームページを公開しても集客ができないのは以下の理由

  • 顧客に知られていない
  • 顧客にとって必要とされていない

逆に集客できるホームページとは、以下の要件を満たすもの。

  • 顧客に知られている
  • 顧客にとって必要とされる(顧客の問題を解決する)

上記2つを顧客に伝えるために、何をどのようにするかを考えることが、ホームページ制作の1歩になるのだと「1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方」を読んで学びました。

これから集客用のホームページを制作する人、ホームページから集客ができない人、ホームページに悩んでいる人にお勧めの1冊です。

今回ご紹介した

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折れない心の育て方 https://willfield.net/archives/158 https://willfield.net/archives/158#respond Sat, 18 Nov 2023 22:06:39 +0000 https://think-mind.net/?p=158 観測したことがない異常気象をはじめ、新型コロナウイルスの蔓延など、令和の時代は変化の時代で、試練が困難が予測される。

これからも試練や困難・ストレスや不安が続くような状況下では、心が折れないようにすることが大事。

では、心が折れないようにするためにはどうすればいいのだろうか?

「ペンタゴン式 ハードワークでも折れない心のつくり方」を参考にしながらまとめます。

折れない心とは

折れない心とは、大木のような強靱な心ではなく、竹のように「しなる」ことができる心のこと。

本書では以下のように定義している。

自分の弱点や弱みを素直に直視することでそれを受容すること、そしていかなる変化にも対応可能な柔軟性を持ち、たとえ困難に陥り失敗するようなことがあっても、そこからしなやかに回復できるタフさを意味する。

強い自分も弱い自分もすべて受け入れたうえで、失敗をしても変化や困難・試練に立ち向かえる心が折れない心。

折れない心の作り方とは

いまのストレス社会では、心がポッキリ折れうつ病などになってしまう人が多い。では、折れない心を作るにはどうしたらいいのだろうか。

本書では以下の5つのステップを紹介している。

1.折れない心のメカニズムを知る
2.逆境や困難に強くなる心のキャパシティを増やす
3.逆境や困難を受け入れ、いかなる場面にも準備可能な自分をつくる
4.目の前の逆境や困難に対処するためのスキルを磨く
5.辛い出来事から回復するための力を培う

折れない心のメカニズムを知る

まずは心の仕組みを知る必要がある。

心を折れないようにするために、不安や恐れを受け入れ、客観的に物事の「原因」に対処していくこと。

心を守るために、嫌なことやストレスから逃げだそうとするのは間違い。その逃げ出したい気持ちが過緊張を作り出し、心が折れる原因になるから。

逆に、心のパフォーマンスを発揮するには適度な緊張と弛緩が必要。ゾーン状態も同じ原理。具体的には以下のような状態を作り出すこと。

それは「挑戦している感があり、その挑戦に対して十分に挑むことができるような状態」です。あるいは「少しだけ無理をして、ハードルを越えている感が保てる状態」と言ってもよい

心の中で恐れや不安がいっぱいになると心が折れる原因になる。主な恐れは以下の6つ

1.人と違うことへの恐れ
2.何かを失うこと、変えることへの恐れ
3.失敗することへの恐れ
4.拒絶されることへの恐れ
5.将来への恐れ
6.自分の能力(資質)に関する恐れ

恐れを感じたときは、冷静に自分を俯瞰して、その恐れの「根拠」が何かを考えるクセをつけること。

また、心のなかでストレスや不安を感じはじめると、目の前の「状況」を対処しようとする。

心が折れそうになると、多くの場合、人は目の前の「状況」に集中します。しかし、状況に気を取られすぎると人は冷静さを失い、パニック気味になりがちです。状況に注目したところで何かが好転することはありません。

その状況をつくりだしている「原因」を理解しないと「状況」は変わらない。

こうした状況から脱却するのに必要なのは、一旦冷静になって俯瞰でその状況を解釈しようとすることです。これは、いかなる問題を解決する場合にも必要なことです。俯瞰で状況を解釈するには、状況に当たっていた焦点を、問題の根本を突き止めることに誘導する必要があります。そうすると必然的にあなたの焦点(フォーカス)は、状況や自分にではなく、それが起こった「原因」の方向に向けることができるようになるはずです。

いまの状況や不安や恐れを1度受け入れることで、焦点が「原因」に向けることができ、根本解決に向かっていくもの。そうなれば、心が折れることはない。

心のキャパシティを増やすには

「状況を受け入れる」と言うことは簡単だけれど、実際に心で受け入れることが難しいこと。状況を受け入れるには、心のキャパシティが大きくなくてはならない。

悪い状況のなかで、心のキャパシティを萎縮させずに維持させるためには、呼吸を意識すること、いまこの瞬間に集中すること、その手段としてマインドフルネス瞑想などが上げられる。

人間は思い込みの生きもの。悪い思い込みが心を占めるときは、感情を優先させずに客観的な情報を優先させること。

心を強く構築するのにも「客観性」は非常に重要です。なぜなら人が主観に走りすぎる時、すべてのことが心や感情を主軸にした見え方になってしまうためです。主観によって心や感情が振り回されれば、当然のこととして心は単純に疲れます。そして、感情に支配されればされるほど、非論理思考に陥るのです。
~中略~
どんな時にも一歩下がって自分の心の状態を観察する癖をつけましょう。感情に支配され、心が疲弊する前に、常に置かれた状況についての「客観的情報」を見るようにしましょう。その客観的情報が、自分にとっては都合がよくないものであったとしても客観的事実を直視することは重要です。なぜなら、正しい状況把握なしに、正しく心を使い、物事に対応していくことなどできないからです。

心が不安でいっぱいになると、不安でいるための情報を考えはじめる。しかし、その思考が心を狭め感情を振り回し、結果として不安な現実を作り出す。

不安なときほど、今に集中し心を落ち着かせ、客観的に考え行動していくことが充当となる。

いかなる場面にも準備可能な自分をつくるには

いかなる場面に対して準備可能な自分をつくるには、戦略や目的を明確にすること。そのうえで戦略と戦術を正しく使い分けること。

まず戦略を戦争用語のまま、あえて簡単に一言で説明するのであれば、それは「戦争に勝つための計画」ということになります。一方で戦術というのは「戦闘に勝つための計画」であり、似ているようで全く性質が異なるものです。

目的・目標・手段も同じことが言える。目的は、それを達成させるべき理由、目標はそれを達成したとする基準(ゴール)、手段はそれを達成させるための過程。

戦略や目的が明確であるほど、戦術や目標・手段は自然と明確になり、必要な準備もできる。逆に戦略と目的があいまいだと、心は消耗し折れやすくなる。

容易に想像できることですが、 人生がその場しのぎになればなるほど、心は消耗しやすくなります。 それは目の前にあることがすべて一過性の「義務」になってしまうためです。「何のために今、この作業をしなければならないのか」がハッキリしないまま、義務感だけで目の前のことにフォーカスすれば、心は疲弊して当然です。

戦略や目的を決める人が何も決めず、動かない部下(目的がなく動けない部下)を叱咤激励している人が非常に多いような気がする。

また、戦術や目標は状況により変わりうるもので、柔軟に変更していくこと。

「計画のリソース化」という考えは、実は誰にとっても重要です。それは計画を「物事をプラン通りに進めるための道具」として使うのではなく、自分が立てた最終ゴールまでの過程で、いつ、何が必要なのかを常時「見直す」ための、「たたき台」として扱うということを意味します。

計画を絶対的なものにしてしまうと、我々はそこに縛られます。しかし「たたき台」として使えば、実際にミッションを進める過程での計画の効率化や時間の短縮化など見直しも調整も自在になります。

また、計画や物事が行き詰まったときは以下の4つ方法で視点を変えること。

1.主体を変える
2.視点を「問題解決」以外のゴールに移す
3.解決後のことにフォーカスする
4.意識レベルを上げる

アインシュタインも「いかなる問題も、それをつくりだした同じ意識によって解決することはできません」と語っている。

全体を俯瞰したうえで物事を考え決断していくことが、いかなる場面でも対応していく
スキルになる。

逆境に対処するためのスキルを磨くには

できることなら困難や試練などの逆境は避けたいもの。しかし、逆境があるから人は成長することができると考えることで、逆境に対するスキルが磨かれていく。

困難というものは、あなたに試練を与える一方で、大きく学べる機会を与えている と言えます。折れない心というのは、そうした試練を乗り越えた数だけしなやかになるものですから、「困難万歳」くらいの気持ちを持って、対処に臨みたいところです。対処中は、そんな気楽なことはいっていられないかもしれませんが、一見よくないように思える緊急事態の中に、人生の教訓はたくさん詰まっているものと信じ、困難を積極的に乗り越えていきましょう

「困難や試練の先に成長がある」と頭でわかっていたも、その渦中にいるときは、悩み苦しいもの。そのなかで大切になるスキルが直感。

直感というのは、経験によって蓄積された顕在化されていない「心の声」と定義されているものであり、緊迫感ある戦況ではそれにある程度頼ることがあるのも事実

また、逆境のなかでは常に意志決定が求められる。意識決定するために必要な条件は以下の3つ

1.何を決めるか
2.目的はなにか
3.制約条件はなにか

そしてOODAループを実行していくこと。

問題が起き、あなたの中で「何を解決するか」ということが明確化されたら、それを取り囲む状況を観察(Observe)しましょう。次にその観察に基づいて自分が把握している情報を整理し、自分が取るべき行動の方向付け(Orientate)を導きだします。行動の方向付けが見えたら、1度頭の中でそれをシミュレーションしてみましょう。そのシミュレーションに納得がいったら取るべき行動を決定(Decide)し、最後に問題解決に向け、行動(Act)に移すのです。

困難や試練のときは、自分自身が変化していくチャンスでもある。

変わらざるを得ない状況に積極的に関わることで、人はどんな状況下にあっても、自らの力で人生を「変える」ことができる

しかし、その変化が1番恐怖を感じやすく、コンフォートゾーン(安心環境)から抜け出さない「現状維持」を選択したくなる。しかし、試練や困難が人生に変化を求める機会であるならば、勇気を出してコンフォートゾーンから抜け出す必要がある。

あなたは心地よいと思い込んでいる現状(コンフォートゾーン)から、積極的に飛び出さねばなりません。「現状維持」の中に身を置くことを自らに許してはいけません。悩みながら何も変えない選択をするのなら、あなたはずっと悩み続けることになるでしょう。

コンフォートゾーンから抜け出すのは誰だって恐いもの。その恐怖を打ち勝つには「自分の弱さを認めて、失敗を許すこと」、そして、ときには人に頼ることを認めるスキルを持つこと。

本当はコンフォートゾーンから抜け出すことが恐いのではなく、失敗をして弱い自分が更に傷つくことを恐れているものだから。

辛い出来事から回復するには

事前にわかっていた試練や困難は受け入れやすい。しかし、自然災害などのいきなり直面する試練や困難は受け入れがたいもの。そのようなときに、どんな心持ちでいればいいのだろうか。

ひとつは起こった困難を「結果」ではなく「成果」として考えること。

起こってしまったことを「結果」として捉えるのではなく、「成果」として捉えた場合、そこから何かを得ることができたかを考える

例えば、新型コロナウイルスが蔓延を結果として捉えると、誰かを非難することや原因探しをしたくなるが、成果として捉えると、オンライン会議やテレワークの普及する機会と捉えることができる。

ただ、逆境の渦中にいるときは「成果」は見えないので、渦中にいるときは成果を見つけて信じながら、今に集中していくということが必要になる。

また、困難な状況のときは、焦りから無理をしてしまいがちだが、エネルギーが尽きてしまうと心が折れることになるので、そのまえに心の回復力を養う能力も必要。本書では以下の4つが紹介されている。

1.寝る
2.気晴らしをする
3.考えや気持ちを話す
4.身体の緊張をほぐす
5.良質な食事を楽しむ

心のエネルギーを枯らさないようにエネルギーを蓄えながら、困難や試練に乗り越えていくことがポイントになる。

まとめ

結局私たちがいたずらに悩んでしまう多くの事柄は、人生の困難や逆境を「自分事」としてフォーカスしている証拠なのです。乗り越えねばならない困難に立ち向かえず、心が折れそうになってしまうのも、「傷つきたくない」「これ以上失敗したくない」「逃げてしまいたい」という具合に、「私心」が思いの軸になってしまっているのが理由なのです。

折れない心をつくるには、弱い自分を認めたうえで、失敗をしても傷ついてもいいから、困難や試練に立ち向かっていける柔軟な心をもつこと。そのような心になれるように、様々なスキルを身につけていくこと。

本書は、軍隊方式のメンタルトレーニングについて論理的・具体的に紹介されている。特にスナイパー(狙撃手)のピークパフォーマンスの持って行き方や呼吸法(タクティカル・ブリージング)などは、日常においても参考になると思う。

心理学やメンタル系の本で、ただ精神論やスピリチュアル的な情報に物足りない人にお勧めの本です。

今回ご紹介した本

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ストレスを軽くする4つの方法 https://willfield.net/archives/153 https://willfield.net/archives/153#respond Sat, 18 Nov 2023 21:57:24 +0000 https://think-mind.net/?p=153 日本はストレス社会。ストレス社会のなかではストレスを発散することばかりを考えてしまう。

しかし、ストレスは発散をさせることよりも、ストレスを軽くして精神的に成長させていくことが大事。

では、どうすればストレスを軽くして、ストレス耐性を高めることができるのでしょうか。

「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」を参考にしながら、ストレスについてまとめます。

ストレスとは何か?

どうでもいいことにはストレスを感じない

日本はストレス社会というけれど、そもそもストレスとは何だろうか?

ストレスを辞書で調べると以下のような意味になる。

  1. 精神緊張・心労・苦痛・寒冷・感染などごく普通にみられる刺激(ストレッサー)が原因で引き起こされる生体機能の変化。
  2. 強弱アクセントで,強めの部分。強勢。
  3. 物体に加えられる圧力。
  4. 外的圧力に対する弾性体内部の反発力
    ~大辞林より引用~

また、本書ではストレスについて以下のように書かれている。

セリエは、ラットの実験で用いた方法をはるかに超える広範な枠組みで、ストレスを定義したのです。
「ストレスとは外部からの刺激に対する体の反応である」
つまりこの定義にしたがえば、毒物の注射や、外傷や、苛酷な実験環境などに対する反応だけでなく、行動や適応を要する日常的なできごとに対する反応までも含まれることになります。

一般的にはストレスは悪いものというイメージがあるが、ストレスとは外部からの刺激に反応することで、ストレス自体に良いも悪いもない。

例えば、コーヒーが嫌いな人にとってコーヒーの臭いはストレスになるが、コーヒー好きにとってはコーヒーの香りはリラックスになる。同じコーヒーでもストレスに感じる人もいれば、リラックスできる人もいる。

ストレスとは、外部からの刺激でしかない。しかし、ストレスを感じると疲れるのはなぜだろうか?、それは、自分が望んでいることや大切にしていることが脅かされているから。

「ストレスとは、自分にとって大切なものが脅かされたときに生じるものである」ストレスという言葉をこのように広く定義すれば、交通渋滞によるイライラにも、愛する人を亡くした悲しみにも当てはまります。ストレスで悩んでいるときに浮かんでくる考えや、感情や、体の反応にも当てはまるでしょう。ストレスを感じる状況への対処のしかたにも当てはまります。

さらにこの定義からは、ストレスのある重要な側面が見えてきます。すなわち、「ストレスと意義とは密接な関係にある」ということです、どうでもいいことに関しては、ストレスは感じませんし、有意義な人生を送りたいと思ったら、ある程度のストレスは付きものです。

実はストレスを消すのはとても簡単なこと。何も思わず望まず考えなければストレスを感じられなくなる。しかし、あなたの周りの人々が大きなストレスを抱えるだろう。

「ストレスは悪いもの」と思うことが1番のストレス

何も思わず望まず考えず、あるがまま生きていればストレスはかからない。しかし、何かを望み思い考えられるのは人間の能力のためストレスを避けることはできないが、ストレスを”悪いもの”から”良いもの”にイメージチェンジすることはできる。

「ストレスは悪いもの」と思い込むと以下の反応を示す。

実際に、「ストレスは害になる」と考えている人の多くは、ストレスへの対処法は「ストレスをなるべく避けること」だと言い、たとえばつぎのような行動を取ります。

  • ストレスに向き合おうとせず、ストレスの原因についてなるべく考えないようにする。
  • ストレスの原因に対処しようとせず、ストレスを紛らわそうとする。
  • ストレスを紛らわすために酒などに逃げたり、依存したりする。
  • ストレスの原因となっている人間関係や役割や目標に対して、努力したり、意識を向けたりするのをやめる。

しかし、「ストレスは良いもの」と捉えることができれば以下のような反応を示すことになる。

それとは反対に、「ストレスには役に立つ点もある」と考えている人の多くは、ストレスに対して積極的に対処すると答え、たとえばつぎのような行動を取ります。

  • 強いストレスを感じるできごとが起きた事実を受けとめ、現実として認識する。
  • ストレスの原因に対処する方法をしっかりと考える。
  • 情報やサポートやアドバイスを求める。
  • ストレスの原因を克服するか、取り除くか、変化を起こすための対策を講じる。
  • 困難な状況をなるべくポジティブに考え、状況において最善を尽くす。

実は「ストレスを受けることは悪いこと」と思い込むことが一番の悪いストレスになる。よって、本書ではストレスを前向きに受け止めるとが大事だと紹介されている。

このようにストレスへの対処のしかたが異なると、結果には大きなちがいが表れます。困難な問題を避けたり否定したりせずに、正面から向き合えば、ストレスの多い経験に対処する能力をつちかうことができます、人生の試練を乗り越える自信もついてきます。
困ったときには相談し、助け合う仲間もできます。自分でどうにかできる問題には、手遅れになるまえにしっかりと対処できるようになります。どうにもできない状況は、成長するための機会として受けとめられるようになります。

しかし、仕事などでストレスを受け続け疲れ果てているなかで「ストレスは良いもの」と思うことは絶対にできない。よって、まずはストレス反応について理解をする必要がある。

ストレスを受けたときの3つの反応

ストレスとは外部からの刺激である。その刺激が自分にマイナスの影響を与えることだと、私たちの体では以下のようなストレス反応が起こる。

ストレスを感じたとき、わたしたちの体内ではコルチゾールとアドレナリンが分泌されます。それは「ストレス反応」と呼ばれる生物学的変化の一部で、ストレスの多い状況に対処するのに役立ちます。
ストレスを感じると、体内では心臓血管系や神経系をはじめとする多くのシステムに変化が生じます。

一般的には、このストレス反応がすべて「体に悪いこと」と思われている。しかし、ストレス反応は以下3つに細分される。

ストレス反応にはいくつかの典型的な種類があり、各反応によって体に起こる生物学的な変化が異なるため、ストレスへの対処方法もそれぞれ異なります。たとえば「チャレンジ反応」が起こると、自信が強まり、進んで行動を起こし、経験から学ぼうとします。いっぽう「思いやり・絆反応」が起こると、勇気が強まり、進んで人の世話をし、社会的な関係を強化します。

「ストレスは悪い」というイメージを変えるには、3つの反応を詳しく理解する必要がある。

闘争と逃走反応

動物は、命を及ぼすようなストレス(外圧)がかかると「闘争と逃走」の本能的な反応を見せる。

キャノンはハーバード大学医学部の生理学者で、1915年に「闘争・逃走反応」を初めて報告した人物です。
~中略~
キャノンが観察したとおり、動物が身の危険を感じると、動物の体内ではアドレナリンが分泌され、交感神経活性が高まります。心拍数が上がり、呼吸が速くなり、筋肉が緊張して、瞬時に行動を起こせるようになります。いっぽう、消化機能など緊急時には重要ではない身体機能は、低下するかいったん停止します。こうして体内のエネルギー貯蔵量を増やし、免疫系を活性化させることで、体は戦闘態勢を整えます。生き残るために必死なとき、体内ではこうした変化が自動的に起こるのです。

火事場の馬鹿力と言われるとおり、生命に関するストレスがかかると戦闘態勢となり最大限の力が発揮できるように設計されている。しかし、最大限の力を発揮するため持久力がもたない可能性がある。

生命に関する反応には1人ひとりに差がある。職場で上司から怒られることを「生命の危機」と感じるか感じないかは受け止め方により変わる。前者のような受け止め方をすると「戦闘と逃走反応」が出てきて、大きなマイナスのストレスを受けることになる。

チャレンジ反応

外部からのストレスを受けたとき、生命の危険を感じない場合には「チャレンジ」反応を見せる。

ストレスはあってもそれほど危険でない場合には、脳と体は「チャレンジ反応」という別の状態に切り替わります。「闘争・逃走反応」と同様に、「チャレンジ反応」が起こると力が湧いてきて、プレッシャーのかかる状況でもやるべきことをやれるようになります。心拍数は上昇し、アドレナリンが急増し、筋肉と脳にはエネルギーがどんどん送り込まれ、気分を高揚させる脳内化学物質が急増します。
しかし「チャレンジ反応」には、「闘争・逃走反応」とは異なる重要な点がいくつかあります。まず、集中力は高まりますが、恐怖は感じません。数種類のストレスホルモンの分泌される割合も異なり、なかでもDHEAの割合が高くなることは、ストレスから回復したり学んだりする助けになります。そのおかげで、ストレス反応の成長指数が上昇します。これはストレスホルモンの理想的な割合であり、ストレスの経験が役に立つか、害になるかを左右するひとつのポイントです。

ストレスを感じたとき、そのストレスに対して逃げるのではなく立ち向かおうとすることで、チャレンジ反応をする。チャレンジ反応をすることで、それを乗り越えるために必要なパフォーマンスを発揮することができる。

その結果、ストレスを乗り越えることで成長し、それ以降は同じようなことでのストレス反応は軽減される。

思いやり・絆反応

日本人にとって2011.3.11の東日本大震災は社会全体の大きなストレスだった。しかし、大震災後に多くの人がボランティア活動をしたのはなぜだろうか。それは、自然災害という大きなストレスを受けた後に「思いやり・絆」反応を見せたから。

ストレス反応が起こると、力が湧いてくるだけではありません。ストレスを感じると、多くの場合、人とのつながりを求める気持ちが強くなります。それはおもにオキシトシンというホルモンの働きによるものです。オキシトシンに「愛の分子」や「抱擁ホルモン」といった印象的な呼び名がついているのは、誰かを抱きしめたときに脳の下垂体から分泌されるためです。

社会全体が大きなストレスを受けたときに人がやさしくなれるのは、人間1人では生きていけないことを本能的に理解しているからではないだろうか。

ストレスを軽くする4つの方法

「ストレスは悪いこと」と思い込むことが1番のストレスとなる。また、ストレスを受けたときに「闘争・逃走反応」しかできないと、社会の中で人と協調することはできなくなる。

よって、ストレスを「悪いこと」から「良いこと」にイメージチェンジする必要があり、そのためにはストレスに対する習慣的な反応を変える必要がある。

あなたがストレスに対する反応のしかたを変えたいのなら、自信を持って問題に立ち向かったり、自分の力でがんばったり、引きこもらずに人の助けを求めたり、苦しみにも意義を見出したりしたいなら、これまでの習慣を変えるために、ストレスを感じるたびに「新しい反応のしかた」を練習することほどよい方法はありません。そうすれば、ストレスを感じている時間はすべて、あなたのストレス反応を転換するためのチャンスになります。

しかし、ストレス反応は無意識であるため、いきなりポジティブな反応に切り替えることはできない。よってストレス反応を意識的に変えるためには以下の経験が必要になる。

マインドセットを変える

マインドセットとは、思い込みや価値観など、今までの人生観を反映した信念のこと。

通常、マインドセットは世の中に対する見方にもとついています。たとえば、「世の中は安全ではなくなってきている」「お金があれば幸せになれる」「すべてのできごとは起こるべくして起こる」人間は変われない」など。
そのような考え方は、あなたが自分の経験をどのように受けとめ、どのような決断を下すかに、大きく影響する可能性があります。記憶や、思いがけない状況や、誰かの言葉などがきっかけとなって、自分のなかの思い込み(マインドセット)が強化されると、考え方も、感情も、人生に対する向き合い方も、ことごとく左右されるようになります。

「ストレスは悪いこと」と思い込むのもマインドセットのひとつ。まずはそのマインドセットを変える必要がある。今までマインドセットを新しいマインドセットに変えていくには、以下の3ステップを行うこと。

  • Step1 新しい考え方を学ぶ
  • Step2 新しい考え方を取り入れ、実践するためのエクササイズを行う
  • Step3 自分が学んで実践したことを、ほかの人たちと分かち合う機会を持つ

ストレスと向き合う

強いストレスを「悪いストレス」と思い込むと「闘争・逃走」反応が起こる。しかし、「闘争・逃走」反応は本能的な行動になるため理性が伴わず、社会のなかでうまく立ち回れなくなる。

よって、マイナスの強いストレスを受けたときは「チャレンジする機会」と捉えることで「チャレンジ反応」を示すようになる。

ストレスを感じたときにどのストレス反応が起こるかによって、その経験からなにを学べるかも変わってきます。「脅威反応」が起きると、脳は脅威に対して敏感になります。脅威を敏感に察知することで、また同じようなストレスを感じたときに、すばやく反応できるようにするためです。「脅威反応」が起きたあとの脳では、脅威を察知する脳の領域と、生き残るための対処行動をつかさどる領域との連携を強化するために、神経回路のつなぎ換えが行われます。
これに対し、ストレスを感じたときに「チャレンジ反応」が起きた場合は、脳はレジリエンスを学びます。それは、DHEAや神経成長因子などのレジリエンスを強化するホルモンが分泌されるせいでもあります。「チャレンジ反応」が起きたあとの脳では、ストレス時に恐怖を抑制し、やる気を高める働きを持つ、前頭前皮質の領域間の連携を強化するために、神経回路のつなぎ換えが行われます。このようにして、「チャレンジ反応」が起きた場合は、ストレスを経験したことによって、ストレス免疫ができる可能性が高くなります。

このことから、マイナスのストレスを受けたときほど、ストレスと向き合い「チャレンジ」することが大切で、チャレンジを繰り返すことでストレスに対しても精神的に強くなれる。

人とのつながりを意識する

マイナスのストレスを受けたとき、1人だけがつらい状況になっていると思い込み、孤独を感じたり、他者の救いの手を拒んだりしてしまうことがある。それは「これ以上、傷つきたくない」という思いが根底にあるから。

しかし、独りになることで他人から傷つけられることから逃げられるが、現実はなにも変わらず、違うストレスを感じるもの。強いストレスを受け孤独を感じるときほど「人とつながり」を意識することストレスは和らいでいく。

この研究結果から学ぶべきことはふたつあります。ひとつは、身近な人が苦しんでいるときに、意識をどこに向けるかによって、わたしたちの体に起こるストレス反応はちがってくるということです。相手をなぐさめたり、助けたり、いたわったりすることに意識を集中すると、わたしたちは希望やつながりを感じます。しかし、自分のもどかしさを解消することばかりに気を取られていると、恐怖から逃れられなくなってしまうのです。
もうひとつは、わたしたちは小さな行為によって、自分の体を勇気の出る状態にできるということです。この実験では、痛い思いをしている家族や恋人を励ますために、手をにぎってやることでした。ふだんの生活でも、このように小さなことで相手とつながる機会はたくさんあります。
あなたが悩んでいるのが自分自身のストレスでも、あるいは身近な人が苦しんでいるのを見守っていることだとしても、希望を見出すための唯一の方法は、逃げることではなく、人とつながることです。思いやりと絆を大切にして向き合えば、相手の助けになれるだけではなく(もちろん、それが大事なことですが)、自分のためにもなります。

ストレスを成長のエネルギーにする

マイナスの強いストレスを受けたとき、大きな壁が立ちはだかり「人生もうダメだ」と思うもの。しかし、マイナスにはプラスの側面が必ずあるのが自然摂理。

強いストレスを受けたときほど、ストレスを受けた理由を明確にすることで、自分が大切にしていることに気づくことのきっかけになる。

重要なことに、ストレスのそのような効用に注目すれば、学びと成長に役立つことが、研究でも明らかになっています。ストレスに負けずに成長する勇気を奮い起こすには、「この苦しみからも、きっとなにか得られるものがあるはずだ」と信じる必要があります。そして、困難な経験によって成長を遂げたときには、自分のなかに前向きな変化が起こっていることに気づき、喜ぶのが大事です。

自然界の流れのなかに順境や逆境はない。順境や逆境が存在するのは私たちの心のなかだけ。物事が順境のときは、何かを考えたり気づいたりすることはできないが、逆境のときほど考え気づけることが多いもの。

苦しみのなかにもよい点を見出せる人たちは、ストレスに対する体の反応が健康的で、回復も早いことが実験によってわかりました。
以上の理由で、「ベネフィット・ファインディング」(逆境のなかにも、よい点や得るものがあると考えること)は、根拠のない魔術的思考とはまったく異なり、うつ病や心臓病のリスク低下、免疫機能の強化、結婚生活に対する満足度の向上など、さまざまな効果につながるのです。

逆境のときほど、自分が大切に思っていることに気づいていこう。それがストレス耐性を高めることであり、人間としての成長につながることだから。

まとめ

「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」はストレスの感じ方を再考させてくれる本。

「ストレスは悪いもの」という今までの固定観念からストレスは活かせるものであり、自分を変え成長させていくには必要なものであることを、様々な実験結果をとおして学べる。

ストレス社会の日本だからこそ「自分にとってのストレスは何か?」を考えるきっかけになる本です。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

今回のオススメ本

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スラスラ書ける文章テンプレート https://willfield.net/archives/149 https://willfield.net/archives/149#respond Sat, 18 Nov 2023 21:45:38 +0000 https://think-mind.net/?p=149 仕事の企画書やメールの作成、ブログやSNSなどへの投稿。日々いろいろなシーンで文章を書いているときに「もっと、わかりやすい文章を書けたら」と思いませんか?

文章は、書く目的を明確にしてから文章テンプレートを使うことで、文章作成のスピードも質も高まります。

「世界一ラクにスラスラ書ける」文章講座より、文章作成についてまとめます。

テンプレートを使うことで得られる効果

文章を書くとき、出だしからどう書いていいか悩むもの。書きはじめても修正を繰り返すから、作成に時間がかかり、わかりづらい文章になってしまう。

そうならないため、文章テンプレートを使うことで以下3つの効果を得ることができる。

  • 文章の内容に集中できる
  • 文章作成のスピードが高まる
  • 文章の中身も質も高まる

文章作成の3つのテンプレート

わかりやすい文章を作成するテンプレートは以下の3つ。

列挙型

列挙型は、手持ちの情報をポイント別に伝えるテンプレート。以下の順序で文章を考える。

A:全体像
B:列挙ポイント1
C:列挙ポイント2
D:列挙ポイント3
E:まとめ

結論優先型

伝えたいことをポイントに絞って伝えるテンプレート。以下の順序で文章を考える。

A:結論
B:理由・根拠
C:具体例・詳細
D:まとめ

ストーリー型

エピソードを語って伝えるテンプレート。以下の順序で文章を考える。

A:マイナス
B:転機
C:進化・成長
D:明るい未来

文章の目的を考える

どんな文章を書くときにも、必ず読者対象を明確にしましょう。

文章が書けないとき、文章を書くことが目的になって、誰にどう伝えたいのかが見えていないことが多い。

文章を書くのは、自分の”伝えたい思いや考え”を誰かに伝えるため。よって、文章を書く前に”読み手”と”自分が伝えたいこと”をあらかじめ明確にしておくことが、文章を早く書くためのポイントになる。

文章は1行で考える

伝えたい想いが多い時ほど、文章にいろいろな情報を入れてしまい、結局何が伝えたいのかがわからなくなってしまう。

文章というのは究極的には1行程度(40 ~ 50 字以内)で要約することが可能です。文量は関係ありません。

文章を書くときは、まずは伝えるべきことを1行で表すこと。次に、伝える順番を考えてシンプルな文章を考える。最後に、付加的情報を付け加え最終的な文章に仕上げていくこと。

1行ライティングから文章をふくらませていく作業は、すなわち、「柱」となる情報(=抽象度が高め)を具体化していく作業と 心得ておきましょう。

まとめ

「世界一ラクにスラスラ書ける文章講座」は、テンプレートを使うことで文章が早く書けるようになる本。

テンプレートを使った文章作成方法から、複数のテンプレートを使った文章術などが紹介されています。

文章が苦手、書くのに時間がかかる、わかりやすい文章を書きたいと思われている方にオススメの本です。

今回のオススメ本

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ビジネスEQを高めるには https://willfield.net/archives/145 https://willfield.net/archives/145#respond Sat, 18 Nov 2023 21:38:35 +0000 https://think-mind.net/?p=145 これからの社会では、IQよりもEQが求められてくる。

こころの知能指数(EQ)とは、自分自身の情動を知る情動の自己認識、すなわち自分の中にある感情を認識する能力のこと。

これからの社会では、ビジネスをとおして個人のEQと会社のEQを育てていくことが求められてくる。

ビジネスEQは、ビジネスEQとはなにか、社員と組織のEQを高めるにはどうすればいいかなどを、脳科学・心理学の視点から解説した本。

こころの知能指数とは

こころの知能指数(EQ)とは、自分自身を動機づけや頑張れる能力のこと。衝動をコントロールし、感情の乱れに思考力を阻害されない能力のこと。他人に共感でき、希望を維持できる能力のこと。

こころの知能指数(EQ)についは以下のブログで紹介しています。

ビジネスでEQが求められる理由

これまで「勉強ができること」「いい大学を出ること」が「いい会社に就職する」ひとつ条件だった。

そのため、子どもの頃から「IQを高めるための勉強」を努力をしてきた。その結果、社会がギスギスしはじめている。

子供たちがIQで高い点を取るにしたがってそのEQが低下しているのだ。この点をもっとも明確に示すきわめて問題含みのデータが、多数の両親と教師に対して実施された大規模調査で明らかになった。この調査では、現世代の子供たちは、前世代の子供たちに比べて、感情面でより大きな問題を抱えていることが明らかになった。平均すると、現世代の子供たちは以前よりも孤独に、うつうつとして成長し、前世代よりも怒りっぽく、暴力に走りがちで、より神経質で、くよくよしがちで、より衝動的かつ攻撃的になっている

昔と比べると、日本も人間が攻撃的になっていると思う。あおり運転や自分勝手な事件など、自分の感情コントロールできずに、他者を攻撃して発散させようとしてしまう。

しかし、最近企業はEQが高い人を望むようになっている。全米規模で新入社員に求める能力を社長にアンケートしたところ、以下の能力を求めるとのこと。

・傾聴と会話を通じたコミュニケーション
・問題や障害に対する適応力と創造的な反応
・個人的規律、自信、目標達成に向けてのモチベーション、自分のキャリアを伸ばそうとする意欲、目標達成に対する誇り
・グループ内、対人関係における効果性、協調性とチームワーク、意見不一致の際の交渉能力
・組織内での効果性。組織に貢献し、リーダーシップ能力を発揮する意欲

勉強ができるかどうかではなく、人としてどうかが問われるようになっている。AIが発達してくれば更に人間性が問われるようになるだろう。

感情コンピテンスとは

コンピテンスとは、専門的な能力・力量のこと。

この考え方における「コンピテンス」は、より以上に効果的で、卓越した業績に導く個人的特性、または習慣の組み合わせというように定義される。言い換えると、個人が職務に費やす努力に明らかな経済的価値を付加する能力とも定義できる。

感情コンピテンスとは、自己意識と自己統制などを意識しながら、よりよく業務を行うこと。

感情コンピテンスとは、EQに立脚してすでに学習、修得された能力であり、仕事上で卓越した業績を生む。
~中略~
感情コンピテンスは、次の五つの領域に立脚する実際的なスキルを学習する際のわれわれの潜在能力を示唆する。すなわち自己認識、モチベーション、自己統制、共感性、対人関係処理の熟達度の五つの領域だ。

個人コンピテンスと社会的コンピテンス

感情コンピテンスは、大きく”個人的コンピテンス”と”社会的コンピテンス”に分けられる。

個人コンピテンス

自分自身をマネジメントするための能力で自己認識・自己統制・モチベーションの3つに分類される。

自己認識

自己認識は以下3つに細分される。

感情の理解

感情を理解する人の特徴

・自らがどのような感情を抱いているか、それがなぜかを理解する。
・自らの感覚と自らが考え、行動し、発言することとの間の関連性を理解する。
・自らの感情がその業績にどのような影響を及ぼすかを理解する。
・自らの価値観や目標が自らをガイドする役割を担っていることを認識する。

正確な自己評価

正当な自己評価ができる人の特徴

・自分の強み、弱みを自覚している。
・経験から学び、内省を進める。
・他人からの腹蔵のないフィードバック、新しいものの考え方、継続的な学習、自己の開発にオープンに対応する。
・自分白身に対して、ユーモアのセンスと見方を示すことが

自己確信

自己確信ができる人の特徴

・自己確信にもとづいて自己を表明する。自らの「存在感」を示す。
・たとえ不評をかっても、自らの見解をはっきり述べ、正しいと信ずることは自分1人になっても主張する。
・たとえ不確実な状況でも、プレッシャーのもとでも、すぐれた意思決定を行うことができ、決断力がある。

自己統制

自己統制は3つに細分される。

自己コントロール

自己コントロールができる人の特徴

・自らの衝動的な感情や苦悩を生む感情を効果的にマネジメントする。
・緊張場面でも冷静さを保ち、前向きで、落ちついた態度を保つ。
・プレッシャーのもとでも、しっかり思考し、焦点を絞った行動をとる。

信頼性・誠実性

信頼性や誠実性が高い人の特徴

・倫理的に行動し、他人からの非難をまねかない。
・その安定性と確実性を通じて信用を築く。
・自らの間違いを率直に認め、また他人の倫理にもとる行動には正面から立ち向かう。
・たとえ人気を損なっても、厳しい、規律に立脚した立場を保持する。

誠実性がある人の特徴

・コミットしたことを実現し、約束を守る。
・自分の目標を達成することに結果責任を負う。
・仕事の遂行きちんと組織化し、注意深く仕事を遂行する

イノベーション・適応性

イノベーション性が高い人の特徴

・さまざまなソースから新しいアイディアを求める。
・各種の問題に対して創造的な解決法を考える。
・新しいアイディアを生みだす。
・自らの思考に新鮮な視点をもち込み、リスクもいとわない。

適応性が高い人の特徴

・プライオリティーを柔軟に変更し、急激な変化に対応してさまざまな課題をスムーズに処理する。
・変化を続ける状況に合わせて、自らの反応と行動を調整する。
・状況をどう読むかについて柔軟に思考する。

モチベーション

モチベーションは3つに細分される。

達成意欲

モチベーションが高い人の特徴

・自らの目標と達成基準を達成することに強い意欲を備え、成果を重視する。
・チャレンジングな目標を設定し、計算されたリスクをとる。
・不確実性を減少させる情報の収集に努め、よりすぐれた方法を希求する。
・自らの業績をさらに向上させる方法を学びとる。

コミットメント

コミットメントできる人の特徴

・組織の大きなゴールに応えるために自己犠牲もいとわない。
・組織のミッションに自らの目的意識を見いだす
・意思決定や選択を進める際に、組織のコアの価値観を活かす。
・組織のミッションを実現する機会を追求する。

楽観的見方

楽観的見方ができる人の特徴

・機会を活かす準備ができている。
・その目標を、要求され、期待されているレベルを超えて追求する。
・仕事を完遂するためには、官僚主義的なお役所仕事をくぐり抜け、必要とあらばルールを曲げても追求する
・いままでにない、独創性に富む方法を活かして、ほかの人たちを動かす。
・障害、妨害をものともせず、目標達成にねばり強く取り組む。
・失敗に対する恐れではなく、成功に対する期待に沿って仕事を進める。
・直面する困難を、個人的欠陥から生じたものとしてとらえず、処理可能な状況から生じたものとしてとらえる

社会的コンピテンス

社会的コンピテンスは、いかに諸関係を処理するかを決定するコンピテンス。大きく分けて”共感性”と”社会的”に分類できる。

共感性

共感性は5つに細分される。

他の人を理解する

他者を理解できる人の特徴

・感情のきざしに注目し、ほかの人たちの発言に耳を傾ける。
・感受性を発揮し、ほかの人たちのものの考え方を理解する。
・ほかの人たちのニーズや感情を理解したうえで支援を提供する。

他の人を育てる

人を育てられる人の特徴

・ほかの人たちの強みと実績を認知し、褒賞する。
・効果的なフィードバックを提供し、ほかの人たちのさらなる向上に資する二ーズを見つけだす。
・人々を教え、タイムリーなコーチングを提供し、さらにその人のスキルを刺激し、向上させるような仕事を与える

サービス重視

サービスを開発・提供できる人の特徴

・顧客のニーズを理解し、その理解をサービスや製品に活かす。
・顧客の満足と忠誠心を高める方法を探す。
・顧客に適切な支援を喜んで提供する。
・顧客の考え方を的確に把握し、信頼度の高いアドバイザーの役割を果たす。

多様性を活かす

多様性を活かせる人の特徴

・さまざまなバックグラウンドをもった人材を尊重し、良好な関係を築く。
・世界中のさまざまなものの考え方を理解し、グループごとの差異に感受性を示す。
・多様性を機会ととらえ、多彩な人材が成長できる環境を生む。
・偏見と狭量にチャレンジする

政治の理解

政治的能力を持っている人の特徴

・鍵となるパワー関係を正確に読みとる。
・重要な社会的ネットワークを認知する。
・クライアント、顧客、競合企業のものの考え方、行動を律しているかを理解する。
・組織内部と組織外部の現実を正確に読みとる

社会的スキル

社会的スキル8つに細分される

影響を及ぼす

影響を及ぼす人の特徴

・ほかの人たちを説得することにすぐれている。
・聴衆にアピールするように自らのプレゼンテーションを微調整する。
・コンセンサスや支援を築くために、間接的影響といった高度な戦術を用いる。
・効果的に目的を達成するために、ドラマティックな出米ごとを演出する。

コミュニケーション

コミュニケーションが高い人の特徴

・ほかの人たちのメッセージに自らを調和させ、その感情の信号を的確に理解し、「ギブ・アンド・テイク」の関係にもとついて効果を発揮する。
・困難な課題に直接的に取り組む。
・上手に傾聴し、相互理解を目指し、情報の100パーセントの共有をいとわない。
・オープンなコミュニケーションを促し、望ましいニュースにも望ましくないニュースにもオープンに対応する。

対立マネジメント

意見の不一致に対して話をまとめられる人の特徴

・気難しい人や緊張した状況を外交的手腕と機転で上手にさばく。
・対立の可能性に素早く気付き、意見不一致をオープンにし、意見不一致がエスカレートすることを防ぐ。
・双方向の論議とオープンな議論を促す。
・ウィン・ウィン(双方が勝利)の解決に到達するように工夫する。

リーダーシップ

リーダーシップを発揮できる人の特徴

・共有されたビジョンやミッションを明確にし、ほかの人たちの熱情を駆り立てる.
・自分がどのような地位にいても、必要に応じて積極的にリーダーの役割を果たす。
・ほかの人たちに結果責任を負わせながら.この人たちの業績達成をガイドする。
・模範を示してリードする。

変革の触媒者

変革をする人の特徴

・変革の二ーズを認識し、立ちはだかる障害を取り除く。
・変革のニーズを感じとるために、現状維持の姿勢にチャレンジする.
・変革の旗、下となり、変革の追求にほかの人たちを巻き込む
・ほかの人たちに期待される変革のモデルを示す。

連帯を築く

連帯を築き上げる人の特徴

・きわめて広範なインフォーマルなネットワークを生みだし、維持する。
・相互に利益をもたらす関係を築くことを目指す。
・ラポールを築き、ほかの人たちを環のなかに保つ。
・職場の同僚たちと個人的な友情を育み、維持する。

協調と協力

周りと協調できる人の特徴

・タスク重視と関係への配慮をバランスさせる。
・計画、情報、リソースを共有することによって協力する。
・友好的で、強調的な環境を築く。
・協調の機会を見つけ、育てる

チーム能力

チームで相乗効果を生み結果を出せる人の特徴

・相互信頼、支援、協力といったチーム活動に不可欠な能力において模範を示す。
・すべてのチーム・メンバーを積極的で、熱意のこもった参画に導く。
・チームとしての一体感、団結心、貢献意欲を築く.
・グループとその評判を守る。成果に対する栄誉を他のメンバーと分かち合う。

ビジネスEQを高めるには

ビジネスEQを高めるには、社長を始め社員のひとりひとりが上記に上げたコンピテンスを高めるように意識する必要がある。

すべてのコンピテンスを高める事は難しいが、その人の特徴を知り、その人にあったコンピテンスを高めることが、結果として組織のEQを高めることになる。

また、社員のコンピテンスを高めるためには、まずは自分の感情を理解することからとか始める。

自らの感情の理解は、われわれのなかでつねに存在している感性の流れを注視すること、さらにこのような感情が、われわれが認知し、思考し、行動することにいかに影響を及ぼすかを理解することからスタートする。この理解から、次の認織が生まれる。つまりわれわれの感情が、われわれと接する人たちに影響を及ぼすという認識である

次に、1人1人が自分の感情を適切にコントロールすること、相手の感情を受け入れようとすることで、EQの高いチームや組織がうまれる。

感情の自己コントロールという考え方は、自分の本当の感情を否定したり、抑制することを意味しているわけではない。たとえば、「感情を害した」状況にも効用が伴う。怒り、悲しみ、恐れといった感情も、創造性、エネルギー、連帯の源となり得る。たとえば怒りも、もしそれが不正や不公平をただそうという強い意志から生じているような場合には、強いモチベーションの源となり得る。また悲しみを共有することによって人々は連帯感を高める。さらに不安から生じた緊張感も、もしそれが過度なものでなければ、創造の心を呼び起こすこともあり得る。

EQが高い組織は以下のような特徴があるという。

・企業の目的のなかに、人間的側面と財務的側面をバランスさせている。
・基本的戦略に組織全体でコミットしている。
・業績の向上を促すことに積極的に取り組んでいる
・すべてのステークホルダーとの間にオープンなコミュニケーションと信頼を築いている。
・社内外に諸関係を築き、競争上の優位性を勝ちとっている。
・協力、支援、リソースの共有が実現している。
・イノベーション、リスクテーキング、組織学習が促されている。
・競争と継続的改善に対する情熱を備えている。

最終的には、仕事をとおしてチームや組織に属する1人ひとりのEQが高められるようになれば、人も会社も社会も成長していくことができるではないだろうか。

まとめ

ビジネスEQは、ビジネスを行う上で必要なEQについて心理学や脳科学の視点から、詳しく解説した本。

EQを理解し、会社と社員の感情コンピテンスを高めていくことが、会社も社員も成長していくことにつながると「ビジネスEQ―感情コンピテンスを仕事に生かす」を読んで感じました。

今回ご紹介した本

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https://willfield.net/archives/145/feed 0
本を読む本 https://willfield.net/archives/141 https://willfield.net/archives/141#respond Sun, 05 Nov 2023 06:28:07 +0000 https://think-mind.net/?p=141 「本を読むのが遅い」「積ん読本がたまっている」「読んでもすぐに忘れてしまう」という悩みを抱えていませんか?

本を読むのが遅い、読んでも自分のものにならないのは、読書技術がレベル1のままで止まっているからです。

今回ご紹介する「本を読む本」は、読書技術を上げることで、読書効率を高め本の内容を自分のものにするための本です。

本を読む本とは

本を読む本は、積極的に本を読み、読書技術と読書力を高めるための本です。

読書技術と積極性これは「本を読む人」のための本である。「これから本を読みたい人」のための本でもある。つまり、「読む」ことによって知識を得、理解を深め、すぐれた読書家になりたいと思う人のために書かれた本である

読書には2つの目的があります。

読書には、情報を得るための読書と理解を深めるための読書があります。目的の違う2種類の読書は、初めからハッキリ区別して考える必要があります。目的が2つあるのだから読み方にも当然二通りあって良いはずです。

1つは新聞雑誌のようなものを読む場合で、こういうものは読み手の読書力や理解力に応じてすぐに内容が理解できます。だが、こういう手のものは、情報の量を増やしてくれるだけで理解を深めるのには役立ちません。

もう一つは、前に読んで完全に理解できなかったものに今一度挑戦する場合です。つまり、自分の理解を上回る本を読み直すことによって、読み手は理解を深めていくのです。

本を読む本は、自分の理解を深めるための読書の技術を教える本です。

積極的読書の必要性

小学生の頃、国語の授業で本は書かれたとおり正しく読むように教わってから、読書も正しく読むものという固定観念を持ってしまいました。

しかし、本来読書とは自分の理解を深め世界を広げ精神性を高めるために行うことです。そのため、読書には積極性が必要になります。

「読む」という行為には、いかなる場合でも、ある程度、積極性が必要です。完全に受け身の読書などありえません。読むということは、程度の差こそあれ、ともかく積極的な行為ですが、積極性の高い読書ほど、良い読書だということを特に指摘したい

では、積極的に読書をするためにはどうすればいいのでしょうか?筆者は以下のように述べています。

「読んでいる間に質問をすること。その質問には、さらに読書を続けている間に、自分自身で回答するよう努力すること」

読書は著者と読者の対話でなければなりません。たぶん著者はその間題について読者より多くのことを知っている。でなければ読者がその本をわざわざ読んだりするはずがありません。しかし理解するという働きは一方通行ではありません。本当に学ぶには自分自身に問いかけ、それから教師に質問をしなければなりません。教師の言っていることがわかったら、教師との間で議論を戦わすことも辞さぬようでなくてはなりません。

積極的読書とは、自分の疑問・質問を明確にした上で、著者との対話をすることです。

本を読む技術

本を読む技術は4つのレベルがあります。

Lv.1:初級読書

Lv.2:点検読書

Lv.3:分析読書

Lv.4:シントピカル読書

Lv.1 初級読書

初級読書は、小学生~中学生ぐらいまでに学ぶ読書法です。ここでは以下の4段階を踏んでいきます。

  1. 読み方の準備期
  2. 読み方を覚える
  3. 用語が増える
  4. 読書技術に磨きをかける

初級読書では、正しく文章を読めるようになり、自分の考えを少し持つことができるレベルです。

学校で教わるのはここまでで、レベル1の状態で多くの本を読もうとすると時間がかかり記憶にも定着しません。

Lv.2 点検読書

点検読書の目的は、限られた時間で本を把握する読書法です。本を把握する方法は主に2つあります。点検読書は、本屋さんで「読みたいと思う本」を選ぶときに行います。

拾い読みと下読み

本の表紙から、表題とキャッチコピーを見て、目次から本の構造を調べ、この本が何を伝えようとしているのかをパッと理解します。

表面読み

次にページをパラパラと読みながら、気になるポイントをサッと読んでいきます。

Lv.3 分析読書

分析読書は、いくつもの質問と著者との対話を進めながら、本を深く理解し自分に気づきを与える読書法です。以下の3段階を踏んでいきます。

第1段階 何についての本か見分ける

何に書かれている本かを分類し、本のアウトラインから、著者が伝えようとしている意図を見つけていきます。

第2段階 内容を解釈する

本の中から、よく出るキーワードや自分が気になるキーワードを見つけて、キーワードから著者の考えや伝えようとしていることを把握していきます。

気になるところ、重要と思える箇所に線を引くなどして、明確化していきます。

第3段階 知識の伝達されたか

第2段階で明確にした著者の考えに対して、質問や批判と反論をします。

著者に質問や批判と反論をするためには、自分の「考え」が必要になります。第3段階の目的は、 著者を批判することではなく、自分の考えを明確にして理解を深めることにあります。

Lv.4 シントピカル読書

シントピカル読書とは、同一主題について2冊以上の本を読む読書法です。一つのテーマについて理解を深めたいときに、異なる著者の本を読むことで、自分の理解をさらに深めていくことができます

シントピカル読書では以下の手順を踏んでいきます。

テーマの選定:自分が学びたいテーマを選びます。

本の選定:選んだテーマに関連する本を複数冊集めます。

本の比較:各本の内容やアプローチを比較し、異なる視点や情報を得ることができます。

統合とアウトプット:複数の本から得た情報や考えを統合し、自分なりのアウトプット(まとめ、レポートなど)を作成します。

シントピカル読書は、複数の本を読むことで、より多角的な視点を持ち、深い理解を得ることができます。

まとめ

「本を読む本」は、読書技術を上げることで、読書効率を高め本の内容を自分のものにするための本です。

読書には積極性が必要であり、自分の疑問や質問を明確にし、著者との対話をすることが重要です。

また、本を読む技術には初級読書、点検読書、分析読書、シントピカル読書の4つのレベルがあり、それぞれのレベルで異なる読書方法があります。

積極的な読書を通じて、自分の理解を深め、知識を得ることで、読書の魅力をより一層楽しむことができます。ぜひ、「本を読む本」を参考に、読書のスキルを向上させてみてください。

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売れない営業と売れる営業の違い https://willfield.net/archives/133 https://willfield.net/archives/133#respond Sun, 05 Nov 2023 06:16:09 +0000 https://think-mind.net/?p=133 物質的に豊かな現代は、物が売れない時代になった。

しかし、企業は商品やサービスを販売することによって成り立つもの。

物やサービスが売れないこの時代に、どうすれば商品やサービスが売れるのだろうか?

それは、顧客の問題の解決や夢などのニーズを汲み取り、そのニーズに応えるための商品やサービスを販売すること。

そのために、これからの営業は、顧客に商品を売る営業ではなく、顧客のニーズに応えるカウンセリング営業が求められてくる。

売れない営業と売れる営業の違い

社会が発達していく段階では、顧客の不便を解決するための物やサービスが、そのまま売れる時代だった。

しかし、顧客が満たされた現代は、商品だけでは売れない時代になり、営業方法も変えていく必要がある。

売れない人は、「ココロを開くアプローチ」や「問題意識を引き出す」プロセスをなおざりにして、いきなり「利益と可能性のイメージ」のプロセス、つまり「売り込み」に力を注いでしまいます。

一方、「売れる人」は力の入れどころが全然違います。まず、「ココロを開くアプローチ」を一生懸命やりながら、「問題意識を引き出す」ことに力を入れる

~1枚のアンケート用紙で「新規顧客」が「100回顧客」に変わる!より~

売れない営業は、商品を売ろうとする人で、売れる営業は、顧客のニーズを汲み取ったうえで、適切な商品を提案する人。

カウンセリング営業とは

これからの営業は、顧客のニーズを汲み取るカウンセリング営業が求められるようになる。

お客様の問題や悩み、あるいは夢や目標をしっかりと聴き、それに対して専門的な知識・サービス・技術・商品などで、解決あるいは実現の手助けをする。このような営業法を、「カウンセリング営業」と呼びます。

~1枚のアンケート用紙で「新規顧客」が「100回顧客」に変わる!より~

カウンセリング営業では、商品を説明する前に、顧客の話を聞くことから始まる。

では、なぜ現代は顧客の話を聞くところから営業を始める必要があるのだろうか?

カウンセリング営業が必要な理由

いまの時代はモノであふれかえっています。サービスもそうですね。そして、モノやサービスに関する情報も同じようにあふれかえっています。自分ひとりでは、モノやサービスを選ぶことが、とても難しい時代になってしまいました。

~1枚のアンケート用紙で「新規顧客」が「100回顧客」に変わる!より~

社会が豊かになり、物や情報があふれた結果、顧客が商品やサービスを選べないようになった。

そして、似たような商品であふれ、過剰なキャッチコピーが増え、不安を煽るように商品を売ろうとするから、顧客は、本当に何がいいのか、本当は何が必要なのか、何が正しくて何が間違いなのかがわからない。

わからないから、顧客は一方的に商品を売ろうとする営業に警戒するようになり、その結果、更に売れなくなり、販売方法が過激になるというジレンマに陥っている。

その時代だからこそ、しっかりと顧客と向き合うカウンセリング営業が求められるようになってくる。

欲しいのはモノやサービスではなく、問題の解決や夢の実現なのです。ですから、最初にお客様の問題や悩み、夢や目標などをしっかりと聴かないといけないのです。

~1枚のアンケート用紙で「新規顧客」が「100回顧客」に変わる!より~

カウンセリング営業の4ステップ

では、どのような手順でカウンセリング営業をすればいいのだろうか?

「カウンセリング営業」のプロセスは、大きく4つに分かれます。

  1. ココロを開くアプローチ
  2. 問題意識を引き出す
  3. 利益と可能性のイメージ
  4. オープニング(クロージング)

~1枚のアンケート用紙で「新規顧客」が「100回顧客」に変わる!より~

ステップ1 ココロを開くアプローチ

まず大切なことは、相手に「この人の話なら聞いてもいいな」と思ってもらうことです。

~1枚のアンケート用紙で「新規顧客」が「100回顧客」に変わる!より~

まずは、顧客との信頼関係を育てることであり、お互いが心を開いて話せるようになること。

そのためには、商品やサービス、販売員に嘘や偽りがないことが大前提になる。

そのうえで、販売員は顧客の問題や悩みをじっくりと聞いて、顧客のニーズを明確化していく能力が求められる。

ステップ2 問題意識を引き出す

しかし、顧客の問題や悩みを聴くことができても、顧客が本当に「求めていること」が出てこないときがある。

それは顧客自身が自分のニーズに気づいていないから。

お客様は、自分の問題や夢について明確なイメージを持っていないことがふつうです。お客様自身が気づいていない問題に、自力で気づいてもらうことで、それを解決したいという願望が生まれます。

~1枚のアンケート用紙で「新規顧客」が「100回顧客」に変わる!より~

売れる営業とは、顧客自身が気づいていないニーズを気づかせることがうまい人であり、顧客のニーズに応えるために、自社の商品の提案できる人。

それに気づいて初めて「問題を解決したい」、「夢や目標を達成したい」という願望が生まれます。そして、その後初めて、あなたの商品やサービスに関心を持ってくれるのです。

~1枚のアンケート用紙で「新規顧客」が「100回顧客」に変わる!より~

商品を買ってもらうのではなく、その商品が必要だから売ってくださいと思ってもらえるかどうかがポイント。

ステップ3 利益と可能性のイメージ

顧客が問題意識を持っている場合、その問題解決のためにどのような利益や可能性があるのか、顧客にイメージさせることが重要です。

お客様が、あなたの商品やサービスを使うことで、どのような利益や可能性が得られるのか、イメージしてもらうことが大切です。そして、そのイメージを持つことで、お客様は「この商品を使って、問題を解決したい」と強く願うようになります。

~1枚のアンケート用紙で「新規顧客」が「100回顧客」に変わる!より~

顧客に具体的なイメージを持たせることで、商品やサービスの魅力を伝えることができます。

ステップ4 オープニング(クロージング)

最後に、カウンセリング営業ではオープニングとクロージングの手順があります。

オープニングでは、顧客との関係を構築し、信頼を深めるために、適切な質問や会話を通じて顧客とのコミュニケーションを図ります。

クロージングでは、顧客のニーズや問題解決のために提案した商品やサービスを具体的に説明し、顧客の購買意欲を引き出すことを目指します。

以上がカウンセリング営業の4つのステップです。

まとめ

現代は物や情報の選択肢が多く、顧客自身が何を求めているのか分からない場合があります。

そのため、カウンセリング営業では顧客の話を聞くことから始め、顧客の問題やニーズを理解し、その解決や実現の手助けをすることが求められます。

顧客が商品やサービスに関心を持ち、購買意欲を高めるためには、利益や可能性を具体的にイメージさせることが重要です。

最後に、オープニングとクロージングの手順を通じて、顧客との関係を構築し信頼を深め、購買に結び付けることがカウンセリング営業の目的です。

カウンセリング営業は、商品を売るだけではなく、顧客の問題解決や夢の実現に向けたパートナーシップを築く営業手法と言えます。

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