仕事の企画書やメールの作成、ブログやSNSなどへの投稿。日々いろいろなシーンで文章を書いているときに「もっと、わかりやすい文章を書けたら」と思いませんか?
文章は、書く目的を明確にしてから文章テンプレートを使うことで、文章作成のスピードも質も高まります。
「世界一ラクにスラスラ書ける」文章講座より、文章作成についてまとめます。
テンプレートを使うことで得られる効果
文章を書くとき、出だしからどう書いていいか悩むもの。書きはじめても修正を繰り返すから、作成に時間がかかり、わかりづらい文章になってしまう。
そうならないため、文章テンプレートを使うことで以下3つの効果を得ることができる。
- 文章の内容に集中できる
- 文章作成のスピードが高まる
- 文章の中身も質も高まる
文章作成の3つのテンプレート
わかりやすい文章を作成するテンプレートは以下の3つ。
列挙型
列挙型は、手持ちの情報をポイント別に伝えるテンプレート。以下の順序で文章を考える。
A:全体像
B:列挙ポイント1
C:列挙ポイント2
D:列挙ポイント3
E:まとめ
結論優先型
伝えたいことをポイントに絞って伝えるテンプレート。以下の順序で文章を考える。
A:結論
B:理由・根拠
C:具体例・詳細
D:まとめ
ストーリー型
エピソードを語って伝えるテンプレート。以下の順序で文章を考える。
A:マイナス
B:転機
C:進化・成長
D:明るい未来
文章の目的を考える
どんな文章を書くときにも、必ず読者対象を明確にしましょう。
文章が書けないとき、文章を書くことが目的になって、誰にどう伝えたいのかが見えていないことが多い。
文章を書くのは、自分の”伝えたい思いや考え”を誰かに伝えるため。よって、文章を書く前に”読み手”と”自分が伝えたいこと”をあらかじめ明確にしておくことが、文章を早く書くためのポイントになる。
文章は1行で考える
伝えたい想いが多い時ほど、文章にいろいろな情報を入れてしまい、結局何が伝えたいのかがわからなくなってしまう。
文章というのは究極的には1行程度(40 ~ 50 字以内)で要約することが可能です。文量は関係ありません。
文章を書くときは、まずは伝えるべきことを1行で表すこと。次に、伝える順番を考えてシンプルな文章を考える。最後に、付加的情報を付け加え最終的な文章に仕上げていくこと。
1行ライティングから文章をふくらませていく作業は、すなわち、「柱」となる情報(=抽象度が高め)を具体化していく作業と 心得ておきましょう。
まとめ
「世界一ラクにスラスラ書ける文章講座」は、テンプレートを使うことで文章が早く書けるようになる本。
テンプレートを使った文章作成方法から、複数のテンプレートを使った文章術などが紹介されています。
文章が苦手、書くのに時間がかかる、わかりやすい文章を書きたいと思われている方にオススメの本です。
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