ホームページを作ったけれどアクセスがない、アクセスはあっても問い合わせがない。
ホームページで集客を期待していた人ほど、ホームページの結果に裏切られるもの。
インターネットの成長期であればホームページから集客できても、熟成期となり誰もがホームページを持つことで集客できなくなった。
では、その時代のなかでホームページから集客をするにはどうすればいいのか?
ホームページで集客できない理由
ホームページを公開しても集客できない理由は主に2つ。
- 顧客に知られていない
- 顧客に必要とされていない
顧客に知られていない
インターネット成熟期となり、誰もがホームページを持てるようになったことでホームページから集客できない時代になった。
だから、テレビやラジオのCMで「詳しくはWebで」という、ホームページへ誘導する広告が流れている。
リアル店舗や知名度が高い商品を持っている企業であれば、会社名や商品名での検索で、ホームページへの流入は期待できる。
しかし、お店や会社名、商品の知名度が低い場合は、ホームページを制作しても誰からもアクセスされない。
通販の世界ではお客様の見える媒体に広告を出していなければ商品サービスが存在しないと同じという事なのである。 「ホームページを作って集客できた」というようなCMがあるが、その時代は既に終わったことを認識しなくてはならない
顧客にとって必要とされていない
ホームページにアクセスがあっても集客につながらないのは、顧客にとって必要とされていないから。
例えば、水道修理会社のホームページに「オススメのランチのお店」のブログ記事があって、そこにアクセスがあっても水道工事の受注につながらない。
それは、「顧客が求めている情報」と「提供している情報やサービス」が異なるから。逆に、「水道の治し方」を求める客に「水道の困った時の手引き集」のブログ記事があれば、水道工事の受注につながる可能性がある。
ホームページを制作して、アクセス集めるためにSEO対策をしたりブログ記事を量産したりしても、顧客の問題を解決するコンテンツがなければ、集客にはつながらない。
インターネットの世界で、最もアクセスされる検索エンジンと言う媒体で顧客を獲得したければ、お客の需要にあったビジネスをしなければならない。
顧客に必要にされないのは、顧客の問題を解決するような情報や提案がないから。
集約が目的のホームページの理想はタウンページ
以前であれば、一家に一冊タウンページがあり、タウンページを開くときは、必ず何らかの困ったを解決するとき。
タウンページは、お客が必要としているときにその場にあって、連絡先が書いてある。これほど強力なマーケティングは、おそらく存在しないだろう。
タウンページが業種別で電話番号が分けられていたのは、問題や困っていることを解決してくれそうな業者を探しやすくするため。
タウンページでの業者の紹介は”あいうお順”の並びだった。
”アート引っ越しセンター”の社名が”アート(アアト)”なのは、業者別欄で1番上に記載させるため。
電話帳でも1番上に表示されれば問い合わせが入りやすかったのだと思う。
ただし残念ながら、最近はタウンページの利用率はどんどん下がりつつある。インターネットで何でも調べられることがわかってきたから。
タウンページが不必要になったのは、GoogleやBingで検索すれば、問題を解決するために必要な情報、もしくは解決してくれそうな業者を見つけられるようになったから。
ただ、「顧客の問題を解決する」ために見やすい位置に連絡先を表示させるのは、タウンページもGoogle検索結果も変わらない。
困っている顧客とホームページをつなげるのが広告
Google検索結果にトップ表示をさせるには以下の方法がある。
- SEO
- Google広告
理想は、困っている顧客の検索結果にトップで表示されること。
そのためにホームページのSEO対策をするが、SEO対策は結果がでるまで時間がかかること、Googleのアルゴリズム変化で検索順位が変動してしまう問題がある。
そこで、困っている顧客に短時間で気づいてもらうためにWeb広告を表示する。
「今すぐ買いたいと思っている客」は、広告をクリックする。「時間を失うリスク」「買えなくなるかもしれないリスク」を軽減してくれる広告は、「すでに購入を決めているお客」にとっては、自分の問題を一瞬のうちに解決してくれる救いの神なのだ。 SEO(検索エンジン最適化)対策だけをやっていて、キーワード広告を出さないのは、財布から金を出して「買わせてくれ!」と懇願しているお客を無視しているのと同じである。
ただ、闇雲にWeb広告を出しても広告の無駄うちになる。
そのため、顧客が検索しそうな検索キーワードに対してのみWeb広告を表示し、自社のサービスに気づいて申し込みへとつなげていく。
当然、顧客がすぐに連絡できるように電話番号などを大きく表示しておくような対策も必要になる。
人がインターネットで検索する、という行為の裏には、必ず何らかの「問題を解決しよう」という背景がある。しかし、「問題」度合いが〝 深刻〟 でなければ、そもそもお金を払う人はいない。ビジネスの価値とは、お客の問題がプロでなければ解決できないものであってこそ、初めて生まれる。
集客するために必要なことは、まず顧客の問題を解決する商品やサービスがあること。
次に、顧客に商品やサービスを知ってもらうこと、最後に購入やサービスを利用してもらい、顧客の問題を解決すること。
この流れがビジネスの基本で、その流れを作るためにホームページやWeb広告があるということ。
それはこれからの時代も変わることないのだと思います。
まとめ
ホームページを公開しても集客ができないのは以下の理由
- 顧客に知られていない
- 顧客にとって必要とされていない
逆に集客できるホームページとは、以下の要件を満たすもの。
- 顧客に知られている
- 顧客にとって必要とされる(顧客の問題を解決する)
上記2つを顧客に伝えるために、何をどのようにするかを考えることが、ホームページ制作の1歩になるのだと「1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方」を読んで学びました。
これから集客用のホームページを制作する人、ホームページから集客ができない人、ホームページに悩んでいる人にお勧めの1冊です。
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